こんにちは。革と帆布のかばん専門店 香久山鞄店スタッフのよちこです。

2WAYショルダーバッグとは、2通りの使い方ができるショルダーバッグのことです。ショルダーと手さげ、もしくは片かけと斜めがけなど組み合わせのパターンはさまざまです。今回の鞄コラムは赤さび染め帆布2WAYショルダーバッグを例に、2WAYショルダーバッグについて書いてみたいと思います。

ショルダーバッグ

赤さび染め帆布2WAYショルダーバッグ。食品見本のスパゲッティのようだ。

このバッグにはショルダーが2本付属していて、これらを組み替えることでバッグの持ち方・使い方が選べるようになっています。なお、ショルダーストラップが宙を浮いているようにみえますが、これはカメラマンのS氏が商品撮影時に念力で浮かばせているそうです。私のような凡夫にはできない芸当です。フォトショップってすごいですね。

ショルダーバッグ

2つのベルトは自在に着脱可能なのである。

長いショルダーストラップは66~116cmで長さの調整が可能です。斜めがけスタイルで使うことができます。短いほうは馬革製。ワンショルダーまたは手さげスタイルでサッと持つことができて、いつでも軽快に使えます。どちらのストラップも簡単に取り外しができるので、状況によって持ち方を自在に変えることができます。

ところで、この「サッと持つ」ってのはどんな時なんだろうか。いつでもって書いたけど、納得がいかねえ。いつだ、サッと持つってのはいつなんだよ。

ショルダーバッグ

鼻水を垂らしているようにも見える奇跡的な1枚。

2WAYといってもバッグの形状はショルダーバッグです。長いストラップを使って斜めがけでショルダーとして使うのが普通だとして、この短いストラップはいつ役に立つのだろうか。「サッと持つ」ってどんなときなのか、じっくりと考えてみました。

短いショルダーストラップはいつ役に立つのか。

なんて書いたらさっぱり役に立ってないようですが、やっぱり長いショルダーストラップよりも使いやすいんですよ、短いストラップ。

たとえば旅の途中、座席などから立ち上がって移動するときとか、わざわざ長いストラップを手繰らなくてもサッとつかめるし、そのまま肩に回して持ち運べます。バッグ掴んで→そのまま肩に。この一連の流れがテンポよくできるので抜群に使いやすいと感じるんです。バッグ掴んで→そのまま肩に。ここが重点であります。バッグ掴んで→そのまま肩に。ラジオ体操第1みたい。

2WAYショルダーバッグの何がお得なのか。

世の中、損得だけで割り切れるもんじゃございませんが、バッグ1つで損はしたくないものです。だったら1つのバッグで、バッグ2つ分の機能が備わってたらいいじゃないという思想が2WAYバッグの根底にあるような気がいたします。

ストラップが2つあるというのは、たいへん贅沢な仕様です。早い話がバッグを2つ持っているのと同じようなものですから、それだけでバッグ1つ分まるもうけです。1粒で2度おいしいのであります。次回、2WAYショルダーバッグを撮影するときには、アーモンドグリコをバッグのポケットに入れて撮影したいと思う。

ってことで2WAYショルダーバッグを選べばバッグ2個分の大活躍することまちがいなし。よかったら香久山鞄店のショルダーバッグ使ってみてくださいねー。

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