2019年9月4日

リュック

皆様こんにちは、鞄工房山本の晴之です。
リュックサックという両肩で背負うバッグがあります。
鞄工房山本ではビジネスバッグとしてお使いいただける「BC ビジネスリュック」というアイテムを取り扱っておりますが、
そもそもリュックは日本では登山用鞄として広まったことをご存知でしょうか。
そのためか、登山のために機能が特化したリュックは多く存在します。今回は、そんなリュックサックのいろんなかたちや種類のお話。

リュックサック? バックパック?

その前に皆様、「リュックサック」と「バックパック」という言葉、使い分けていますか?
実はドイツ語の「Rucksack(ルックザック)」が元の言葉であり、アメリカで生まれた「バックパック」という呼び方や日本語の「背嚢」はそのなぞりなのです。
名前の違いだけで、その見た目や機能性に大きな違いはありません。
つまり、好きなように呼んでいいということです。最近は「バックパック」と呼ぶのが流行りのような気がします。

ちなみに私は、バックパッカーの方々が背負う大きな(荷物のてっぺんが頭より高い)リュックしか「バックパック」と呼ばない、と思っておりました。
その意味で使われることもありますが、明確な線引きはないということです。

リュック

私物のリュックと対比物のコインポーチ。リュックは登山用ではありませんが、以前行った山登りではお供にしました。

★過去のブログはこちらから
<2019年8月11日>「お盆が9連休もあったら何をすればいいのか困るので」

サイズや目的別のリュックたち

登山用リュックってナイロンのものが多いです。調べてみるとやっぱり理由がありました。簡単に言うと、

  • 軽量
  • 防水
  • 小さくたためる

なるほど。
また、登山の世界では登山用リュックを、それ以外のリュックと区別するために「ザック」と呼ぶこともあるようです。
私もこの記事内ではそう呼んでみよう。ミーハー? いえいえ! わかりやすさのためです!。

ということで、ザックをサイズや目的別に分けてみましょう! ザック!

アタックザック、サブザック

寝床とするところから必要最小限のものだけを持ち出し、山頂に向かうことを「アタック」と呼ぶらしいです。かっこいい。
そしてアタックするためのザックが「アタックザック」。アタックの時の荷物を入れる小さめのザックのことなんですね。
「サブザック」もそのまま、メインに対してのサブ。アタックザックと同じ意味で使われたり小さめのザックという意味で使われたり。

デイパック

デイバッグ(day-bag)でもディパック(D-pack)でもなく「デイパック(day-pack)」。
読んで字のごとく、日帰り登山など、1日分の荷物を入れられるようなザックのことです。時にはサブザックをこの意味で使うことも。
調べていて気付きましたが、無意識のうちに私も使い分けていました。先ほどのネイビーのリュックは2日分以上の荷物を入れることが多い。そしてこちらが1日分。

デイパック

ナイロンではありませんが、私のデイパックです!

見た目や機能別のリュックたち

キスリングザックとフレームザック

「キスリングザック」とは、メインポケットの左右に大きなポケットがついている横長のザックです。
今となってはほとんど使われていないらしい玄人好みのザックだとか。
「扱いがすごく難しいけどそれが良い!」と言ういわゆるマニア向けザックのようです。

「フレームザック」は、昔で言う「背負子」にザックがくっついたようなやつです。私の中の長期登山のイメージはこれに近いです。
現在はそのフレームを内蔵した「インターナルフレームパック」や、荷物がそこまで多くない場合は縦長の「ソフトパック」を使う登山家が多いらしいですよ。

ナップサック

これは私も知っています!「ナップサック」!肩紐でクチを絞るタイプのリュックサック。私世代の方々は小学校の家庭科の時間に縫いませんでしたか?
今の小学生たちもやっているのかしら。

ナップサック

お宝発見です。20年以上前の年代物。

登山用から発展したいろんなリュック

そんなリュックサックですが、今となってはいろいろなかたちがあります。
例えば、私のネイビーのリュックはスケートボードを持ち運べるようになっています。

リュック

年に数回しか乗らない私のボード。

他にも皆様ご存知、ビジネス用途に特化した革製のスリムなリュックもございます!

BC ビジネスリュック
BC ビジネスリュック ボルドー 85,000円(税別)
コインポーチ 柑子色 × 銀鼠 5,900円(税別)

これで登山はさすがに厳しいですが、街歩きならかっこよく使えますね!

今回はリュックのルーツを辿りましたが、私は本格的に山登りをしたわけでもないので、間違った解釈があったかもしれません!
その時は全国の登山家の皆様申し訳ございません。優しくご指摘していただけると嬉しいです!