皆様こんにちは。
ここ3回ほど、柿渋染め帆布バッグのシリーズでカブセが付いているショルダーバッグの記事を書いてきました。
本日はちょっと気分を変えて、カブセなしのショルダーバッグのお話をしてみます。

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えっ? そんな大袈裟に言うほどの違いじゃない?
大事なことをお伝えし忘れました。今回ご紹介する鞄は、なんと、縦型なのです!(やっぱり大袈裟)

タテとヨコで、印象がかわります。

香久山鞄店の他の商品でも同じことを思ったことがあります。
撥水帆布とヌメ革のリュック、ヨコとタテです。

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セサミストリートのアーニーとバート。ではありません。 どちらも人気がありますが、素材とディテールが共通なのに全く違うものに見えます。 ヨコの方は割とクラシカルな鞄のカタチ。タテの方は洋梨を思わせる、ちょっとユーモラスな雰囲気です。

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縦型ショルダー、B5サイズ。何を入れますか。

見た目の好みはもちろんのこと、持ち物によっても選ぶバッグのカタチが左右されます。
このバッグは、小さめながらB5サイズのタブレットがはいります。しかも、そのために芯材を入れた仕切りを作っているので、安心でもあります。

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ではタブレットを持ち歩かない方にはその仕切りが邪魔なだけかというと、とんでもない!

仕切りの効能

縦長のバッグが使いづらく感じたことがある方は、大抵の場合、荷物が上下に重なってしまい、必要なものを素早く出し入れできなかった経験をされたようです。

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そこで、このバッグの仕切りと大きな平ポケットが役に立ちます。

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写真撮影がヘタで申し訳ありません。このバッグの内部には、前述の仕切りに加えて、全幅かつ底までのの平ポケットがあります(手前の、黄色い手帳がはいっているところ)。

主要部と合わせて、全体が3つに区切られていることになります。
しかも、もともとタブレットを入れるために使用されている芯材のおかげで、この仕切りはヨレたり、たるんだり、ということも起こりにくいのです。

そのおかげで、鞄の中の荷物がタテ配列を守ってくれるわけです。

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タテに収納が理想な、タテ型の持ち物たち

考えてみると、持ち物は長細いカタチの物が多い。
すでに写真に映っているメガネケースや手帳を抜きにしても、

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・長財布

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・束入れと小銭入れ

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・本とメガネケース

どれであれ、縦型配置のほうが出し入れしやすいことは確実!

シンプルなデザインゆえに引き立つ柿渋染めの味わい

というわけで、このB5ショルダーバッグ、収納力が優秀です。本日ご紹介した内側の仕切りだけでなく、外表のファスナーポケット、内側にも貴重品をいれられるファスナーポケット。使い勝手は万全です。

香久山鞄店で取り扱っている柿渋染めの帆布バッグは、前回ご紹介したようなヌメ革の縁取りがついているもの、濃い色の革を合わせてよりクセのある感じにまとめているものなど、ディテールやデザインの関連性で大きく4グループに分かれます。本日ご紹介しているB5縦型ショルダーは、その中でも一番シンプルです。
あっさりしたデザインに、柿渋染めの自然なムラやシワ、陰影が映える。
奈良で伝統的手法により作られた素材をつかった、現代的生活に即した活動的なバッグです。

香久山鞄店 二見

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